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Mind's Eye「Walking On H2O」雑感

2006年02月18日 19:09

walking_on_h2o.jpg

 スウェーデンのProg HRバンドMind's Eyeの4thアルバム「Walking On H2O」を聴いた。
 きっかけは、『Burrn』(2006年3月号)の「プログレッシヴ・メタル特集」だ。金銭的な事情から、あまり新規参入(新しいバンドの開拓)は考えないようにしているのだが、どうしても新しい刺激が欲しくて……。HPでチェックの上、Tower Recordにて試聴、その後購入を決定。今では、聴けば聴くほどに味とアイディアの詰まった好作であると感じている。
 基本的に、テクニカルな面よりもシンフォニックなアンサンブルの方に力点が置かれており、「北欧」がもたらす期待を裏切ることのない美しくも物悲しいメロディ・ラインが、さらに一段際立つような演出の下に描き出されている。VocalのAndreas Novakのカラフルな歌唱も、より一層の華を加えている。
 特に、彼らのホームページでも公開されている#9“The Nazca Lines”は、緩急の自在なコントロールと、メロディックなサビとその展開、さらに心地よいリズム上のギミックと、Mind’s Eyeの魅力を凝縮したかのような曲なので、ぜひ聴いてみてほしい。
 さて、今作は人類の進化と、その背後に存在している歴史を、それらに向かいあう人物を通して描いている(ようだ)。そういう意味で、いわゆるコンセプト・アルバムと言うよりも、オムニバスのような形態で様々な物語が描かれていく。その分、印象的なテーマが繰り返されたりといった、アルバムを通底する仕掛けはないが、多様なシチュエーションを描出するための明確な展開と構成を持っている。ボーナストラックを除いた約75分の作品を一気に聴かせる構成力はたいしたものだ。

 こういうアルバムが、いわゆるポップ・フィールドからもっと出てきてくれると、きっと面白いんだろうな、などと、無用な夢想をしてしまうほどに、このアルバムはPopsとして聴くことも可能だ。「『Progressiveなんたら』や『なんたらHR/HM』なんぞ、知らん」という方にも抵抗なく入っていってもらえると思うので、ぜひ試聴から。
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