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Russell Allen 「Atomic Soul」雑感

2005年07月31日 01:32

atomic_soul.jpg

 Prog Metal界の雄Symphony Xのヴォーカリスト、Russell Allenのソロ・プロジェクト「Atomic Soul」の登場だ。
 などと、もっともらしいことを書いたが、実はこのCDを購入したのはDream Theater「Octavarium」と同時だったりする。要は、これまであまり聴いていなかったということなのだが、それには理由がある。第一に、DTのヘヴィ・ローテーションの影に隠れてしまったということ。そして第二に――こちらが重要なのだが――あまりにも想像を超越しすぎていたということ。
 あのSymphony XのRussell Allenのソロ・アルバムだ。しかも同じくSymphony Xからは、ギターのMichael RomeoとキーボードのMichael Pinnellaが参加していたり、Stratovarius――自体はあまり好きではないが――のJens Johanssonが参加していたりと聞けば、当然シンフォニックでプログレッシヴなものを期待するだろう。しかし、それは見事に裏切られた。端的に言えば、これはハード・ロックだ。いや、むしろロックと言うべきかも知れない。
 そんなわけで、しばらく食指が動かず、ガラス戸の向こうに眠らされていたこの「Atomic Soul」であるが、あらためて聴いてみると、いやいやどうしてなかなかかっこいい! と言うよりも、Russell Allenがあまりにも上手いのだ。Arjen Anthony LucassenのプロジェクトStar Oneの「Live On Earth」においても痛感していたことだが(特にメンバー紹介は圧巻だった!)、あのソウルのこもった歌い方――しかも、メタルで培った高音域の安定した響きと、あの肉体から繰り出される中音域の厚みのある響きによって支えられている――が、さらにこの「Atomic Soul」において、何かから解放されたかのような艶っぽさを見せている。なんなら、唯一シンフォ色に彩られた#10“We Will Fly”が余計に感じられるほどだ。
 本当に、たまらなく爽快なアルバムだ。ヘヴィ・ローテーションすべきものではないが、ふとかけたくなるアルバム。私にとっては珍しい位置づけになった。

 そういえば、Symphony Xの新作はまだなのだろうか。待ち遠しい限りだ。


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